こんにちは。今日は映画『GONIN』についてちょっぴりかかせていただきます。
去年、ブルーレイでGONINが発売され即購入しました。
この作品は私の中で、邦画バイオレンス部門TOP3に入ります。続編のGONINサーガも少し前に映画館で上映されていましたが、そちらはまだ観ていません。
映画GONINは、竹中直人がタランティーノ監督の『レザボアドッグス』に影響を受け、男だけの映画を作りたいということで石井隆監督に監督・脚本を呼びかけ、資金やキャストを集めてきたりと大変情熱のこもった映画のようです。
ストーリーは、社会から弾き出された5人の男たちが一発逆転を狙ってヤクザの事務所を襲撃して大金を強奪するも、ヒットマンに追われ・・・といった感じです。
まず竹中直人が絶品です。そしてビートたけしは最高にキテます。私は北野映画のファンでもあるのですが、GONINでのたけしの芝居が一番好きかもしれません。・・・めちゃくちゃ怖いですよ!笑
根津甚八も最高にかっこいいですし、本木雅弘は動きから何から兎に角いいんです!歌やダンスが劇っぽくて、それがGONINの非日常な世界観とマッチしています。雨の夜の二人(根津甚八と本木雅弘)の襲撃シーンは必見です。二人とも本当にかっこよくて色っぽいんです。(ちあきなおみのカセットテープが欲しくなりました。)
佐藤浩市や他の役者もすごくよくて、皆さんハマり役です。この時の、この人たちが演じたからこそ、ここまでの映画になったんだなぁとしみじみ。
映画は光と影と言いますが、この映画の光と影の使い方、色、クローズアップ、細かいカット、緊迫した状況の表現など綺麗で素晴らしいと思いました。キャラクターの登場シーンと死に際も印象的です。組長の最後なんかもイっちゃってましたね。
石井隆監督は役者さんを魅力的に撮るのが上手いんですね。
水の音(命の音)で始まり水の音で終わる。
最高にイケてる映画です。バイオレンス好きな方、オススメです。