昭和の自転車

2016年10月28日

薬局で使われていた古い自転車です。

男女共にお乗りいただけるサイズです。

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MONTREUX JAZZ FESTIVAL JAPAN 2016

2016年10月19日

先日 恵比寿ガーデンホールで行われたモントルー・ジャズ・フェスティバル・ジャパン 2016と言う音楽イベントに行って参りました。昔、生でDJを観て以来ファンになったドイツのテクノアーティスト ヘンリク.シュワルツもまた観れるということで前もってチケットを購入。 会場は年齢層高めでみんなシャンパンなんか飲んでいました。ライブは本当に最高だった。。ヘンリック.シュワルツ×板橋 文夫×Kuniyuki この3人のライブが最高だった。板橋 文夫の名作 「渡良瀬」にヘンリック.シュワルツがビートを乗せてくる所、Kuniyukiのシンセ、スリリングな抜き差しが交差し、まさに現代のjazzがそこにあった。板橋 文夫のソロではグランドピアノから弾かれる美しく熱い情熱の渦に包まれ涙が出そうになった。夜の部門ではAkiko KiyamaのLIVEがノイジーで即興的、まさにjazzだと感じた。爆音で良い音楽を体で感じて温泉よりも良い効果を感じたイベントでした。

jazzの定義は人によって違うと思う。 即興性、自由 、そして本人がjazzだと言ったらjazz、そんな感じで考えています。jazz好きのjazzな生き方。 いいですね。皆さんとも良いグルーブで魂を共鳴させ感動を分かち合えたらなと考えてた今日この頃でした。

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アキ.カウリスマキ blue-lay DVD BOX pt1 pt2

2016年10月17日

酒、煙草、バンド、旅 、労働者が好きなユーモア溢れるフィンランドの監督
小津安二郎を敬愛していたらしくスクリーンに映る小物などにもかなりのこだわりがあり、SPACE DOH的にも毎回発見があります。

監督曰くハリウッド映画は幼稚園との事
ハリウッド映画の面白さとは真逆の面白さがしっかりと感じられます。
映画自体は小難しい訳ではなく煙草や酒をやりながら気楽に観るのが良い
独自の色調 かっこいい構図で淡々としている感じとこれまた独自のユーモアが折重なり癖になってしまいます。
映画を観始めて常連のマッティー ペロンパーが登場すると思わずニヤリとしてしまう。
このDVDBOXに集録されている映画の本数はpt1.2合わせて16本 短編が8本と見応えがあります。
全作品安定して面白いが印象に残った作品は レニングランドカウボーイズシリーズと「真夜中の虹」
レニングランドカウボーイズ はスリーピースリーパーズと言うバンドを監督が架空のバンド役で映画に出演させたのがきっかけで映画の枠を超えてカルト的な人気が出ました。
メンバーは10人前後 旧ソ連の軍服にトンガリ靴とトンガリリーゼントヘアにサングラスと異様な出で立ちでロシア風で放牧的なロックを奏でる
この2作品はロードムービー系で笑えるし観てて楽しい気分になります。

「真夜中の虹」この作品は何をやっても上手くいかない主人公がしまいには刑務所に入れられてしまいそこで知り合った男と脱獄 そして最後の賭けに出る というような内容で淡々としたハードボイルドと乾いたテンポの良さに心地よく痺れ 気分が良くなりました。

煙草への愛 バンドへの愛 酒への愛 大衆への愛 映画への愛を感じる愛すべき監督だと思います。

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勅使河原宏 DVDBOX

2016年8月14日

好きな映画監督の1人である勅使河原宏のDVDBOXをやっと入手 1日に一本ずつ味わってワールドを体験しました。

 

昭和期 和製サイケデリック オリジナルの映像世界

生花 陶芸 舞台など様々な分野で才能を発揮した人です。
安部公房と組んだ作品 「落とし穴」「砂の女」「他人の顔」「燃え尽きた地図」当然どれもが素晴らしくデヴィットリンチのような感覚を感じるがこの人のほうが先
音楽の武満徹 グラフィックデザイナーの粟津潔 この人達の感覚もまた好物です。
リンチ好きにも勧めたい「燃え尽きた地図」や短編集内の青春の生気と躍動感に満ちた「白い朝」の音声のコラージュ的処理がおもしろくノイズミュージックのようでした。
また、「サマーソルジャー」は安部公房原作から離れ独自に企画した最初のフィルムで ヴェトナム戦争時の日本での米軍脱走兵の苦難の日々を描いたロードムービー。
ラストが秀逸で後からじわじわ来ました。

 

映画だけでなく様々な芸術ジャンルを往復する勅使河原宏の自由な生き方、世界観に再度感銘を受け自分でも時間を作って映像作品や音楽を作りたくなってきました。

次回はアキ.カウリスマキ Blu-rayDVDBOXについて書きたいと思います。

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